フィリピン国内の労働条件は基本的に日本のそれに近い部分が有ります。

例えば1日8時間以内、週40時間という労働時間の上限が決められ、時間外勤務については賃金は1.25倍以上と規定されています。

これはフィリピンが日本の労働基準法を元にして国内の労働法を制定したことによるもので、概ね日本の規準と類似しています。

しかし、フィリピンの方が日本に比べて若干労働者に有利と取られる部分も有ります。

それは例えば前述の週の勤務時間ですが、日本の場合には40時間で有れば週7日のうち6日出勤しても問題ないのに対し、フィリピンでは週5日と規定されているほか、祝祭日の割増は日本では特に規定がないのに対し2倍と、労働者を優遇しているととれる規定が多くみられます。

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また、特筆すべきは昼食の扱いです。日本では昼食時間は休憩時間と扱われ就業時間とはされないのに対し、現地では昼食時間は1時間と決められている上、この時間は就業時間の一部として扱われます。

従って同じ1日8時間であっても、現地の場合には昼休みを含んだ8時間なのです。これはフィリピンの気候と、祝祭日を大切にする国民性、および食事を大切なものとする習慣が顕著に表れている例でしょう。

このため、フィリピンで日本人が働く場合や、現地で雇用を行う場合に於いては注意しなければいけない点にもなります。

特に日本の労働条件と同じように考え、祝日の勤務や残業などを従業員に課してしまうと大きなトラブルの元になってしまう危険があるので注意が必要です。